創業間もない個人事業主やフリーランスの方々にとって、資金繰りは大きな課題です。今回は、少額からでも利用できるファクタリングサービスを詳しく解説します。1万円という小口の案件から対応可能な業者も増えており、売上規模の小さい事業者でも活用しやすい状況になってきています。
個人事業主向けファクタリング会社
■実績と信頼のビートレーディング
創業以来の買取実績が1,300億円を超える業界の重鎮です。3万円から7億円までの幅広い案件に対応し、専任担当制を採用しているため、継続的な相談が可能です。事業計画に応じた柔軟な提案が特徴で、電話での相談にも応じています。手数料は2社間取引で4~12%程度ですが、案件によっては上振れする可能性があります。
■テクノロジー活用のPAYTODAY
AI審査システムにより、最短30分での入金を実現しています。手数料の上限を9.5%に設定しており、業界内でも競争力のある料率を提供。10万円以上の案件を扱い、過去の申込内容を再利用できる便利な機能も備えています。
■個人事業主向けに特化したラボル
最低取扱額を1万円に設定し、独立初期の事業者でも利用しやすいサービス設計となっています。手数料は一律10%で分かりやすく、独自の与信枠システムにより利用可能額が明確です。支払期日に余裕があるため、資金繰りの計画が立てやすいのが特徴です。
個人事業主向けのファクタリング会社選びのポイント
- 2社間ファクタリングに対応しているか確認
取引先への通知が不要な2社間取引は急いで資金調達に便利です。しかし、2社間ファクタリングはやや割高になる傾向があります。 - 最低取扱金額の確認
各社で設定が異なるため、必要額に応じた業者選びが重要です。1万円から対応する業者から、10万円以上が条件の業者まで様々です。 - 手数料の確認
手数料以外にも事務手数料や登記費用が発生する可能性があります。特に少額案件では、固定費の影響が大きくなるため、総コストを把握することが重要です。
個人事業主ファクタリングを利用する際の注意点
安全な利用のために
・必ず審査のある業者を選択
・複数の必要書類を求める正規の業者を利用
・相見積もりによる比較検討を実施
・契約内容の細部まで確認
効率的な活用のコツ
- 事前準備の徹底
- 本人確認書類
- 取引履歴資料
- 通帳コピー
これらの書類を予め用意しておくことで、手続きがスムーズになります。
- コミュニケーションの重視
メールでのやり取りが基本となるため、迅速な確認と対応が重要です。迷惑メールフォルダのチェックも忘れずに行いましょう。
このように、小規模事業者向けのファクタリングは、適切に選択・利用することで効果的な資金調達手段となります。事業規模や必要額に応じて、最適なサービスを選択することが成功の鍵となります。
個人事業主向ファクタリングの関するよくある質問
A.法人・個人事業主を問わず、通帳の提出は審査における必須要件となっています。これには重要な理由があります。ファクタリング会社は、通帳に記録された取引履歴を通じて以下の重要な情報を確認しています
・売掛債権の実在性の確認
・取引先からの入金パターンの分析
・取引の継続性や安定性の評価
・資金の流れの健全性チェック
このように、通帳は企業の信用力を判断する上で不可欠な資料となっています。そのため、ほぼすべてのファクタリング会社が通帳(もしくはそのコピー)の提出を必須書類として求めています。
仮に通帳なしで審査が可能としているファクタリング会社の場合は悪質なサービスを展開している可能性があるため、注意が必要です。
スムーズな審査と最適な条件での契約のためには、通帳をご用意いただくことを強くお勧めします。

Q.個人事業主に審査がゆるいファクタリングはある?
健全なファクタリング会社において、個人事業主だけが特別に緩い審査基準で対応されることはありません。むしろ、そのような状況があるとすれば、それは不適切な業者の可能性を示す警告サインと考えるべきです。なぜなら、一般的に個人事業主は法人と比較してリスク管理の観点からより慎重な審査が必要とされるためです。
実際の審査基準については、以下のような特徴が見られます:
・多くの場合、個人事業主への審査は法人よりもやや厳し目になる傾向があります
└一部の業者では、法人と個人事業主を同等の基準で評価するケースあり
・個人事業主や小規模事業者に特化したファクタリング会社の場合、そのビジネスモデルや審査ノウハウを活かし、比較的高い審査通過率を実現している場合があります
したがって、個人事業主の方がファクタリングの利用を検討される際は、「審査が緩い」ことを基準にするのではなく、以下の点に注目することよいでしょう
・ファクタリング会社の実績や信頼性
・ファクタリング会社の取引条件の透明性
・ファクタリング会社の個人事業主、または小規模事業者への対応実績
・ファクタリング会社の適切な審査プロセスの
このような観点から、ご自身の事業に適した信頼できるパートナーを選択することが重要です。

Q.会社員でもファクタリングを利用できる?
一般的なファクタリングは事業者向けのサービスであり、会社員の方は原則として利用することができません。
しかし、会社員の方でも以下のケースではファクタリングの利用が可能です
<副業として個人事業を営んでいる場合>
この場合、その事業活動で発生した売掛債権については、通常のファクタリングサービスを利用することができます。この場合は、個人事業主としての取引実績や事業の実態が審査の対象となります。
また、「給料ファクタリング」と呼ばれる、給与債権を買い取るサービスが存在しますが、これについては深刻な問題があります。
<給料ファクタリングの問題点>
法的なグレーゾーンに位置し、法令違反のリスクが高い
異常に高額な手数料が設定されているケースが多い
金融庁からも消費者への警告が発せられている
利用者が債務の悪循環に陥るケースが報告されている
このような状況から、給料ファクタリングの利用は強くお控えいただくことをお勧めします。
ただし、
資金需要がある場合は、給料ファクタリングではなく、信頼できる金融機関での相談や、他の適切な資金調達手段をご検討ください。
Q.通帳なしでも個人事業主でファクタリングは利用できる?